Seven...KOKI
そう言う俺から離れて俺を見つめる雪。
「もしキスシーンあったら…
高嶋としたことなんて忘れるくらい
キスすればいいよ」
「え?」
「消毒」
首をかしげる雪の唇に触れる。
「消毒してやる。高嶋とのキス」
そのまま雪の唇をふさいで
雪を引き寄せた。
「んっ…ふっ…」
俺にただこたえるだけの雪に
もっとキスをした。
高嶋とキスなんて嫌だ。
そんなの耐えられないし…見たくもない。
でも俺にはどうすることも出来ない。
けど…雪の彼氏は俺だ。
雪の一番近くにいて、
いつでも触れられるのは俺の方だ。
その事実だけで…俺は安心できる。
ドラマの放送が始まって1ヶ月。
抱きしめたり密着したり…。