Seven...KOKI
そりゃあ限界きてるけど…
高嶋の聞いてカッとなったのも
あるしな…。
「まじどうしよう…」
家の前で頭を抱えて座り込む俺。
携帯をズボンのポッケから取り出し
時刻を見るとすでに10時になろうと
している。
起きてるかな…起きてるよな。
寝ててくれないかな…寝てないよな。
「あぁ~…まじ…」
頭を抱えたまま髪をくしゃくしゃと
かき回した。
でも…別にいいよ…な?
2年だし…俺2年も我慢したんだし…。
雪のペースに合わせて優しくするぐらい…
それくらいの我慢できるよ。
うん、お前なら出来るぞ光輝。
「よしっ…」
立ち上がり気合を入れてドアを開く。
ガチャッ
「ただいま…」
おそるおそる入った。
…あれ?出てこない。