Seven...KOKI
雪がガード無しで1人なんて珍しい。
まっすぐ雪の目を見る俺にうつむいた雪。
「…光輝に話があるの」
「話?」
「あたし…高嶋と婚約した」
「は!?」
「だからもう…光輝とは」
「なんだよそれ!」
大声を出す俺にびくっとする雪。
「高嶋になんかされたのか?」
首を横にふる。
「じゃあなんで…」
婚約…俺達もう終わりってこと?
「…ごめんなさい」
うつむいていた雪は泣き出した。
もしかして…。
「宮さんに何か言われた?」
「え?」
「高嶋から言われたって婚約しないだろ?
宮さんに婚約しろって言われたんじゃ…」