Seven...KOKI
酒弱いのにぐでぐでになるまで毎晩飲む。
「はぁ…頭痛ぇ…」
再び頭を抑えた俺は必死にビールの
飲み口を舐めてるモカを見つけた。
「…おいこらモカ。ビール舐めんな」
モカから缶を奪った。
「今ご飯やるから待ってろ」
俺は立ち上がり上着を羽織ると
皿にモカの餌を出して、
「じゃあ行ってくるな」
そう言いうまそうに餌を食べる
モカを撫でて部屋を出た。
ずきずきする頭を我慢しながら
バイクに乗りSevenのスタジオに向かう。
「おは…っくさぁ~」
スタジオについた瞬間香奈さんは
俺に向かって言ってきた。
「あんたまた飲んだの?」
「…そんなにくさいっすか?」
口に手をあてて確認する。
「ってか体中から酒の匂いするわよ…。
睡眠薬飲めばいいのに…」