Seven...KOKI
すんなり家の中に入れてもらった俺。
ここが…雪の家。
香奈さん家ほどばかでかくは無いけど
雰囲気は似てる。
「お入りください」
家の中を見わたしていた俺は家政婦さんに
ある部屋に案内された。
部屋に入ると広い部屋の窓際に
机に向かって資料を眺めてる宮さん。
「失礼します…」
そう言って部屋に入るとドアを閉めて
出ていった家政婦さん。
「…何の用だ?」
資料からは目を離さず口を開いた宮さん。
「お願いに…きました」
俺は机に近より頭を下げた。
「何の真似だ?」
「…認めて下さい」
上着を持つ手に力が入る。
「俺と雪…愛莉さんの仲を認めて下さい」
「冗談はよしてくれ」
「俺には彼女が必要なんです!
彼女がいないとダメなんです」