Seven...KOKI
Plululu…
降っている雪を見つめながらそう
思っていると鳴りだす携帯。
「誰だよ…」
ポッケから携帯を取り出し
サブディスプレイを確認する。
【着信 香奈さん】
「何だよ……はい、もしもしぃ?」
『何よそのめんどくさそうな声』
「寒いんっすよ…」
体を小さくして答える。
『まぁいいけど?
そうそう!光輝明日ひま?』
「は?」
『ねぇひま?ひまのはずよね?
ってかひまでしょ?』
「何で勝手に決めつけてんっすか。
…ひまですけど」
『ほらやっぱり。
じゃあ明日うちにおいで?
パーティーしよ』
「パーティー?」
『雪ちゃんいないから1人でしょ?
そんなの淋しいじゃない。
瞳ちゃん達もくるから大勢で
楽しみもーよ』
「はぁ…わ…っかりました。行きます」