Seven...KOKI
「そうかもしれないけど…」
「それに…そうやって受けてばかりじゃ
なくてこっちだって攻めればいいだろ」
俺の言葉にいまいちピンときてない雪。
「宮さんに言われっぱなしじゃなくて、
こっちだって何か起こさないと
いつまでたっても変わらないだろ」
「どういう…意味?」
「ちゃんと認めてもらうんだよ。
宮さんに俺達の仲を」
「そんなの無理だよ!」
「やる前から諦めんの?
雪らしくないじゃん」
「だって…」
「まぁ、無理でもやる価値はあるだろ」
「いいよそんなのしなくてっ。
そんなことしたら光輝が何されるか…」
「止めたって無駄っ。
俺すでに行動してるもん」
俺のその言葉に唖然とする雪。
「まだ2週間ぐらいだけど…。
毎日宮さんに会って頼んでる」
「もしかして…昨日家に来てたのも…」
「ん?あぁ、頼みに言ってた…
あ、そうだ」
そう言うと俺は雪を抱きしめた。