Seven...KOKI


「送り迎えだけになっただろう?
雪のガード。
外ではさすがに無理だけど
Sevenのスタジオならこうやって
2人っきりで会えるじゃん」



「あ…」



「せっかくなんだからたまに
2人っきりになろう?密会、密会」



「そうだね…あたしもそうしたい!」



「香奈さんに協力してもらって
時間とか決めればいいし」



「うん。約束」



そう言って小指を出してきた。



「あぁ、約束」



俺も小指を出して雪の小指に絡めた。



「あ、そうだ雪。今日ひま?」



「え?」



「香奈さんの家でパーティーするんだ。
雪これない?」



「あ…行きたい…けど…」



やっぱ…無理だよな…。



「宮さんが許さない…よな?
悪い、変なこと言って」



そう言って雪の頭を撫でると、



「やっぱり行く!」



と急に言い出した。


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