Seven...KOKI
「え…でも」
「宮さんに頼んでみるっ」
そう意気込んで携帯を取り出し、
電話をかけた。
「あ…宮さん?あの…今日なんですけど…
…香奈さんの家出パーティーを
するらしいんです。
それで…誘われたんで行きたいん
ですけど…ダメですか?
はい。…お願いします」
暗い顔で必死に説明していた雪は
急に俺を見た。
「…いいえっ。来ません」
俺を見ながらそう言う。
もしかして俺のこと?
「はいっ、本当です!」
俺が来るか宮さん聞いてきたのかな…
そりゃ聞くよな。
「え…いいんですか!?」
急に明るくなった雪の顔。
話しながら俺にOKサインを出してくる。
「ありがとうざいます。それじゃあ…」
ピッ
「許して…もらえたのか?」
「うん!いいって言ってた」