Seven...KOKI
「…ん…」
頭痛っ…。
「あ…光輝?」
両手で頭をおさえ目を開けると、
俺の顔を覗き込む雪。
「…あれ?…雪…?」
「大丈夫?気分とか悪くない?」
気分…そっか…俺酒飲んで倒れたのか。
「あぁー…大丈夫」
「…あ、水飲む?」
「あ、飲む」
そう言って体を起こす俺にコップに
水をついで渡してくれた。
「俺の看病してくれてたの?」
「え?あ、うん」
「そっか…サンキュ」
「ううん…」
そう言った雪は携帯を取り出した。
「あ…あたし帰るね?」
「え?」
「そろそろ帰らないと
宮さん心配するし…」