Seven...KOKI


雪の言葉を聞き部屋の時計を見ると
もう少しで10時半。



「じゃあ…」



ダメ…行くな。



そう思った瞬間、無意識のうちに
立ち上がった雪の腕を掴んでた。



「…帰るな」



「え…でも、きゃっ」



雪の腕を引っ張り抱きしめる。



その反動でコップはベッドの上に落ち、
少し残っていた水はふとんにこぼれた。



「水が…んっ…」



気にしてコップをとろうとする雪に
キスをしてそのままベッドに倒れる。



「っふ…ちょっ…っ…」



服を脱がそうとする俺の手を必死に
とめる雪。



その手を掴みキスをやめ雪を見つめた。



「約束…思い出して?」



「約束…?」



そう言って目をそらす雪の首筋に
キスをして続ける。



「やっ…ちょっ…だって光輝
まだ病み上がりで…」



「もう大丈夫だよ…」

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