Seven...KOKI
そう言いながら深いキスをし、
雪の服に手をかける。
キスのせいか抵抗できない雪は諦めて
俺に全てを預けた。
「あれ?宮さんは?」
準備にあわただしいスタッフの1人を
捕まえて聞いた。
「え!あぁ、なんか調子悪いから
今日は休むらしいですよ」
「風邪でもひいたの?」
「さぁ?ちょっと今忙しいんで
すいません」
「あ、悪い。ありがと」
俺にお辞儀をして
再び準備に戻っていった。
調子悪いって…大丈夫か?
まさか…。
「光輝のせいなんじゃないの?」
「うわぁ!!」
いきなり耳元でささやかれて
びびった俺は叫んでしまった。
「あぁーうるさいっ」
「か、香奈さん…やめてくださいよ…」