Seven...KOKI
「光輝さん!」
「うわぁ!」
ベッドで寝ていた俺は耳元で叫ばれ
飛び起きた。
「おはようございます、光輝さん」
目の前には笑顔で挨拶するヨネさん。
「あ…はよございま…わっ!」
俺裸じゃん!
思わずふとんにくるまる。
「昨日は楽しかったですか?」
カーテンを開けながらにやにや
笑いかけてくるヨネさんに俺は苦笑いを
かえした。
そっか…昨日香奈さん家に泊まったんだ。
そう思いながら隣を見る。
あれ?
「ヨネさん…雪は?」
「雪お嬢さまならガードの方が
お迎えに来られて数分前にお仕事に
行かれましたよ。
光輝さんも早く支度した方が…」
そう言ったヨネさんは時計を指差し
部屋を出て行った。
「げっ!」
遅刻するっ!