Seven...KOKI
俺は急いで支度をしてSevenのスタジオに
急いだ。
「おはようございますっ!」
スタジオに駆け込みギリギリセーフ。
「おぉ!光輝、ちょっと来い」
入った瞬間渡部さんに呼ばれ荷物を
持ったまま駆けよった。
「急な仕事が入ってな。
お前に頼みたいんだが
すぐ準備出来るか?」
「あ、はい。何の仕事っすか?」
「宮聡の撮影だ」
え?
「どした?」
「あ…いや」
「撮影はすぐそこにある広場でロケ。
もう準備は始まってるんだがSevenの
撮影もあって人手が足りないんだ。
お前も楽屋行って手伝ってくれないか?」
「はい、分かりました」
渡部さんから企画書を受け取った俺は
楽屋へ向かった。
機材や撮影で使う道具を運ぶスタッフの
手伝いを俺がしていると、
「山村さん」
後ろから俺を呼ぶ声が聞こえて振り返る。