Seven...KOKI


ボールを拾った宮さんは駆け寄ってきた
2人にそう尋ねた。



「うん!」



「はい、どうぞ」



優しい口調でそう言いボールを渡した。



「ありがとう!おじさん」



「どういたしまして」



「あっ!おじさん見たことあるーっ。
有名人?」



「そうだな…有名人かな」



「ねぇ、おじさんっ。一緒に遊ぼうーっ」



「遊ぼうーっ」



そう言って宮さんにすがる2人。



「すみません宮さん!!!」



そう言いながら数人のスタッフが
駆け寄ってくる。



「君たち?おじさんは今から
お仕事だから遊べないんだよ?」



「嫌だっ!遊ぶんだもんっ」



「じゃあお兄さん達と遊ぼっか?」



「えぇ~…おじさんがいーい」



スタッフが説得しても宮さんから
離れない2人。



< 480 / 533 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop