Seven...KOKI
「片足骨折してますし、体中を
ひどくうったせいで入院が必要です。
ですが治療を続ければまた普通の
生活に戻ることができます。
それも全部あなたが助けたおかげですよ」
「よけたとはいえ2人ともトラックに
ぶつかったようですからね。
それであなたは軽傷、宮さんは
命が助かったなんて奇跡ですよ」
医者に続き看護婦がそう言うと
笑顔で部屋から出て行った2人。
「…光輝くん」
「は、はいっ」
2人が出て行ってすぐに宮さんに
呼ばれた俺。
「話があるんだ…愛莉と…高嶋にも」
宮さんにそう言われた俺達はお互いに
顔を見合わせた。
「…光輝くん」
「はい」
「…愛莉」
「はい…」
「…私は…2人のことを認める」
「「「え?」」」
宮さんの言葉に同時に驚く3人。
「宮さん?」
「…まずは光輝くんにお礼を
言わなければいけないね…。
私を助けてくれて…本当にありがとう」