Seven...KOKI
「…くぅ~ん」
捨てられたのか?
箱には定番。
『拾ってください』
って書いてある。
「お前…かわいそうだなぁ~」
抱き上げたその犬は暗闇ではっきり
分かんなかったけど種類は
ヨークシャテリアだった。
さっきの犬と同じ…。
「…まぁ。これもなんかの縁だな?」
「く~ん?」
「俺ん家くるか?ん?」
顔に鼻を近づけるとぺろぺろなめてきた。
「お前可愛いなぁ~よしっ。
俺が拾ってやる」
首からマフラーを外して
それで犬をくるみ家に帰った。
「ただいま~瞳~!!!」
犬を床にはなし瞳を呼んだ。
けど瞳の声はしない。