Seven...KOKI
「え?」
「雪ちゃんまだ若いけど結婚できない
歳じゃないんだし、
付き合ってもう2~3年は経つでしょ?
これ以上付き合ってたって
そんなに意味無いと思うけどなぁ」
「そう…なんですかね…」
「まぁ、無いとは思うけど。
光輝が結婚先に延ばしてる間に
雪ちゃん他の男に捕られちゃったり
するかもしれないし?」
「それは無いです、絶対に」
「分かんないよ?
だからさっ、予約しとけば?」
「予約?」
「『俺が一人前になったら結婚しよう』
って雪ちゃんとの結婚予約すんの。
あと光輝の考えも話しておかないとね?
雪ちゃん心配するだろうし」
「俺の考え話すのはともかく…
予約はするつもりですよ」
さらっと言う俺に、
「へ?」
とまぬけな声を出した香奈さん。
「予約ならするつもりですよ。
ってかします」
「は!?いつ?」
「あとちょっとでホワイトデーですよね。
その日に指輪渡して話そうかなって…」
俺がそう言うと、