Seven...KOKI
俺はどこへ行くんだ?
雪の側にはいられない?
ごめん雪…俺…雪の望み叶えられない。
ここにいたいよ。
脳は死んでてもいい。
雪の側にいたいよ。
俺が倒れてから1週間。
雪は本当に魂が抜けたみたいな状態。
そんな状態なのに休まず仕事に
行っていて、足手まといになっている。
毎日俺に会いに来ては泣きそうな顔で
報告して帰るんだ。
今日もそうだ。
「…光輝…あたしどうすれば…」
そう言って俺の手に触れ、
その手に頬をつける。
雪の涙が顔をつたって俺の手に
落ちてくる。
温かい雪の頬とつめたい雪の涙を
感じながら、俺は雪を見つめる。
少し痩せた?
ちゃんと飯食ってんのかよ…。