Seven...KOKI
ただでさえ細いのに…。
俺…やっぱり逝った方がいいの?
ピッ…ピッ…
機械を見つめる。
この機械が止まれば…。
俺の心臓が止まれば…雪は俺の死を
受け入れて元気に頑張れる?
…そうは思わない。
俺が死んでも同じことだ。
だって、丈の時もそうだったんだろ?
お墓参りに行っただけであれだけ
泣いてた雪が…俺の心臓が止まった
からって元気になるわけがない。
むしろ…逆だと思う。
雪が自分でどうにかしないと、
どうにもならないことだ。
ごめんな…ごめん。
何も出来なくてごめん。
俺の手に頬をつけてベッドにうつぶせて
いる雪の目がとろんとし出した。
そんな時、病室に入ってきた香奈さん。
「雪ちゃん?」
香奈さんの優しい声に反応して
体を起こす雪。