君の子守唄
「ねね、チョコレートが好き!」
寧々は、洋介が食べさせてるから
好きなケーキが自分で言えるようだ。
…………………良かった。
自分の好きな食べ物が言えるということは………
安心できる場所だということだから。
緊張する場所で、ワガママは言えないからな。
「だったら、寧々とお姉ちゃんのチョコケーキと
俺のシュークリームと兄貴の……………。
おじさんは、何が好きか分からないから適当に買おう。」
ケーキ屋を覗くとワクワクした表情の寧々。
咲の誕生日を、初めて祝った時と同じ顔をしてる。
俺の基準は、やっぱり咲のようだ。
ケーキを買い、車を走らせると
急に笑顔が消えた寧々。
知らない大人に逢うんだ…………緊張するよな。
「寧々、嫌なら行くの止めようか?」
俺の言葉に少し考え
「………………………行く。」と
怖いはずだけど
俺や洋介、洋介のおばさんと出逢うことで
人に心を開き初めたのかもしれない。
「ヨシヨシ、良い子だ。
遅くなるけど、洋介も来ると言ってたぞ。」
安心できる大人が沢山いると思えるのは、寧々の財産になるはずだ。
寧々は、洋介が食べさせてるから
好きなケーキが自分で言えるようだ。
…………………良かった。
自分の好きな食べ物が言えるということは………
安心できる場所だということだから。
緊張する場所で、ワガママは言えないからな。
「だったら、寧々とお姉ちゃんのチョコケーキと
俺のシュークリームと兄貴の……………。
おじさんは、何が好きか分からないから適当に買おう。」
ケーキ屋を覗くとワクワクした表情の寧々。
咲の誕生日を、初めて祝った時と同じ顔をしてる。
俺の基準は、やっぱり咲のようだ。
ケーキを買い、車を走らせると
急に笑顔が消えた寧々。
知らない大人に逢うんだ…………緊張するよな。
「寧々、嫌なら行くの止めようか?」
俺の言葉に少し考え
「………………………行く。」と
怖いはずだけど
俺や洋介、洋介のおばさんと出逢うことで
人に心を開き初めたのかもしれない。
「ヨシヨシ、良い子だ。
遅くなるけど、洋介も来ると言ってたぞ。」
安心できる大人が沢山いると思えるのは、寧々の財産になるはずだ。