君の子守唄
何度も、母親と施設を行ったり来たりしていたが。

改善が見られない為、母親と離れて暮らすことになったようだ。

母親は、まだ二十歳だと言っていたから咲より年下だ。

「だったら、みんなに聞いて
時間がある時に一緒に行くかぁ。」

咲は週末は大丈夫だが

兄貴と洋介は………仕事次第だな。

一応、都合が良い時と説明したが

「お魚、お魚~」と浮かれる寧々の耳には、入ってないみたいだ。

今日は、水曜だから……………

二人には、3日間頑張って仕事してもらうかぁ!!

直ぐに洋介にメールして、兄貴の仕事を目一杯つめてもらうことにした。

『了解!
何がなんでも日曜は空ける!!』

鬼の秘書からの、残酷メールが届いた。

……………………兄貴、ご愁傷さま。


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