君の子守唄
咲のフォローに納得したのか
「だったら、寧々が待ってる!
みんなお買い物してきていいよ。」と
これにはさすがの咲もお手上げだった。
結局兄貴と咲と寧々が残り
俺と洋介と彩ちゃんが買い物に行く事になった。
「彰人君、ちょっといい?」
彩ちゃんが俺に直接話しかけてくるのは珍しい。
たぶん寧々のいないところで、何か伝えたいんだろう。
「あのね。
さっき咲と話したんだけど……寧々ちゃん指しゃぶりする?」
思いもよらない質問に驚く。
「いや、ないと思う。
少なくとも、俺は見たことないし洋介からも聞いたことがない。」
「う~ん。
たぶん間違いなくしてると思うんだけど……。
親指の真ん中のところに、吸だこがあるから。
おまけに、赤いから今も吸ってるはずだよ。
まだ3歳だから、気にしなくても大丈夫だけど。
一般的には、淋しいと吸うっていうからちょっと伝えたの。
洋ちゃん達に出逢って、楽しいことも増えたはずだけど
3歳の子が、環境が変わって平気な訳ないもんね。
母親の愛情は………今でも求めてると思うの。
だから楽しい思い出と同じだけ
何もしなくていいから…………ぎゅっと抱きしめてあげて欲しいんだ。」
「だったら、寧々が待ってる!
みんなお買い物してきていいよ。」と
これにはさすがの咲もお手上げだった。
結局兄貴と咲と寧々が残り
俺と洋介と彩ちゃんが買い物に行く事になった。
「彰人君、ちょっといい?」
彩ちゃんが俺に直接話しかけてくるのは珍しい。
たぶん寧々のいないところで、何か伝えたいんだろう。
「あのね。
さっき咲と話したんだけど……寧々ちゃん指しゃぶりする?」
思いもよらない質問に驚く。
「いや、ないと思う。
少なくとも、俺は見たことないし洋介からも聞いたことがない。」
「う~ん。
たぶん間違いなくしてると思うんだけど……。
親指の真ん中のところに、吸だこがあるから。
おまけに、赤いから今も吸ってるはずだよ。
まだ3歳だから、気にしなくても大丈夫だけど。
一般的には、淋しいと吸うっていうからちょっと伝えたの。
洋ちゃん達に出逢って、楽しいことも増えたはずだけど
3歳の子が、環境が変わって平気な訳ないもんね。
母親の愛情は………今でも求めてると思うの。
だから楽しい思い出と同じだけ
何もしなくていいから…………ぎゅっと抱きしめてあげて欲しいんだ。」