恋,ひと夏~ネットから始まる恋愛~
「ネットの恋愛なんて,するだけ無駄だよ」
「騙されて終わりだよ」
そんな言葉が定着するこの世の中。
私はとある男性と出会った。
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私は梨花,社会人初心者の24歳。
今は仕事で稼ぐ事に集中しているが,私の隣には常に素敵な旦那様がいる。
彼の名は拓也。
私より5つも年下だけれど,誰よりも一番に私の事を考えてくれる。
そんな彼と,どこでどう知り合ったのか,書いていこうと思う。
私が彼と知り合ったのは,2年くらい前だったかな。
とある動画アプリで,配信をしていた人の所にたまたま私が出向いて,コメントしていたのがきっかけ。
あの頃は貴方を様付けして,笑われたっけ。
コーラを吹いた,なんて言っていたね。
あの頃はまだ,こんな関係になるとは思っていなかった。
当時私はネットで付き合ってる人が何人かいたし,誰かに本気になるとか出来なかった。
私が彼一筋になれたのはそう…拓也が当時の彼女と別れたのがきっかけだった。
「姉ちゃん…聞いて」
「どうしたの?」
当時,姉ちゃんと呼ばれていた私は,拓也の落ち込んだ様子をLINEで見て知っていた。
相談にのると,なんと拓也は彼女に浮気されたという。
拓也は深く傷付き,彼女に別れを告げたと。
拓也と知り合った頃から気になっていた私は,拓也に想いを告げた。
付き合えるとは思ってない,ただ気持ちをつたえたかった。
「私はさ…拓也。あんたの事,好き…だよ」
「…え?」
文面で分かるくらい,ぽかんとする彼。
そしてその後に言われた一言に,私は耳を疑った。
「俺も…姉ちゃんの事…ずっと好きだった」
私達が付き合ったのはこれがきっかけだっけ。
私は以前,男という男が本当に駄目だった。
母が再婚した相手に性的な嫌がらせを受け,心身共に衰弱していた私は,【男】という存在,そのものが恐ろしく,近付きたくもない,話したくもない存在だった。
でも拓也は,それを全て知った上でずっと愛してくれていた。
待っててくれていた。
私はやっと,彼の気持ちに気付いて,応える事が出来たのだ。
「騙されて終わりだよ」
そんな言葉が定着するこの世の中。
私はとある男性と出会った。
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私は梨花,社会人初心者の24歳。
今は仕事で稼ぐ事に集中しているが,私の隣には常に素敵な旦那様がいる。
彼の名は拓也。
私より5つも年下だけれど,誰よりも一番に私の事を考えてくれる。
そんな彼と,どこでどう知り合ったのか,書いていこうと思う。
私が彼と知り合ったのは,2年くらい前だったかな。
とある動画アプリで,配信をしていた人の所にたまたま私が出向いて,コメントしていたのがきっかけ。
あの頃は貴方を様付けして,笑われたっけ。
コーラを吹いた,なんて言っていたね。
あの頃はまだ,こんな関係になるとは思っていなかった。
当時私はネットで付き合ってる人が何人かいたし,誰かに本気になるとか出来なかった。
私が彼一筋になれたのはそう…拓也が当時の彼女と別れたのがきっかけだった。
「姉ちゃん…聞いて」
「どうしたの?」
当時,姉ちゃんと呼ばれていた私は,拓也の落ち込んだ様子をLINEで見て知っていた。
相談にのると,なんと拓也は彼女に浮気されたという。
拓也は深く傷付き,彼女に別れを告げたと。
拓也と知り合った頃から気になっていた私は,拓也に想いを告げた。
付き合えるとは思ってない,ただ気持ちをつたえたかった。
「私はさ…拓也。あんたの事,好き…だよ」
「…え?」
文面で分かるくらい,ぽかんとする彼。
そしてその後に言われた一言に,私は耳を疑った。
「俺も…姉ちゃんの事…ずっと好きだった」
私達が付き合ったのはこれがきっかけだっけ。
私は以前,男という男が本当に駄目だった。
母が再婚した相手に性的な嫌がらせを受け,心身共に衰弱していた私は,【男】という存在,そのものが恐ろしく,近付きたくもない,話したくもない存在だった。
でも拓也は,それを全て知った上でずっと愛してくれていた。
待っててくれていた。
私はやっと,彼の気持ちに気付いて,応える事が出来たのだ。