ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
「ほら、叫ぶなって!!!!!」
『だって・・・』
「レイナ、なにボケーっとしてフラフラ歩いてるんだよ!」
『フラフラ、、、してました?』
「酔っ払いみたいだったぜ。まだ、あの研修医のこと、悩んでるのか?」
確かに前田先生がその後どうなったかは気になるけれど
ついさっきはナオフミさんがどうして最後まで求めてこないんだろうって考えてましたなんて
言えないよ
「そうじゃなさそ~うだな、さては」
『・・・・・・・・・・』
ギロリと睨まれた。
口元はキレイな弧を描いていたけれど。
「日詠サンと何かあっただろ?」
『ヴッ!!!!』
「図星だな。そういや、日詠サンも・・・・」
『最後までって言ってた?そうなの?最後まで求めな・・・・あっ!!!!!!』
「最後まで?なんだよ、ソレ・・・」
『ッツ!!!!!!!・・・・・・・・・』
ワタシってば
何、言ってるんだろう
しかも
顔まで赤くなって・・・
「レイナちゃ~ん?・・・最後まで求めないって・・・・もしかして日詠サンとエッ!!!!」
『それ以上、言わないで!!!!!』
そう叫びながら森村先生の口をこれでもかというぐらいの力で塞いだ。
「○×△*!!!!!!・・・・はなしぇって、、、くるひぃ~」
『あっ、、、ご、、ごめんなさい・・・』
あまりにも苦しそうな声をあげた森村先生が心配になり、即座に彼の口を塞いでいた手を離してあげた。
でもそうした自分の行動をすぐに後悔した。
「ふ~ん、日詠サン、、、、、、レイナに対してはいまだにちゃんと最後まで手を出してないってワケだ。」
『・・・・・・・・・・・』
いとも簡単に読まれてしまった私のココロの中
元はといえば自分で蒔いてしまったタネなんだけど・・・
「マジかよ~・・・・・・それ、すげえな!!!!」