ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
スゴイって・・・
ナオフミさんとは知り合って5年ぐらい経つし
一緒に暮らしていて
キスしたりぎゅって抱きしめられたりするけど
最後までいってないのは
他人からすれば確かにスゴイかもしれない
目の前の森村先生みたいにお腹を抱えて笑われても仕方ないかもしれない
「クククッ////日詠サン正気かよ~!!!!!学生時代のあの人とは別人って・・・・・レイナ~?!!!!!!」
学生時代のあの人とは別人って・・・
ナオフミさんが
学生時代モテたことぐらい頭では理解してる
だって、今でも
あんなにモテるんだから・・・・
でも別人のようにいろんな女の子に手を出してたってことだよね?
森村先生はナオフミさんと同じ医大出身らしいから
森村先生が学生時代のナオフミさんを知っていてもおかしくない
学生時代のナオフミさんって
そんなにも肉食系だったの・・・・?
彼に最後まで抱きしめられなくて
ほっとしている自分がいるくせに
自分以外の女性と・・・と思うと
矛盾してるけれど、なんかやるせない
過去にこだわっちゃいけない
だけど
なんで今、こうなんだろうと
思わずにはいられないよ
「泣くなよ~!!!!!!ほら、オレの分厚い胸、かしてやるから」
森村先生はいつもはなにかと私のことをからかってくるのに
いざとなると
優しさというものをくれる
だから甘えてしまったことがある
産科医師としてやっていく自信がなくなり、病院屋上から飛び降りようとした美咲先生と
そんな彼女を支えようとしたナオフミさんの関係を疑ってしまった時に
その時にも
森村先生は
私のすぐ傍にいてくれた
それだけじゃなくて
私のために
ナオフミさんとぶつかり合い、向き合ってくれた
「ってか、オレじゃ実力不足だよな~。」
実力不足ってそんなコトないよ
そんなこと言わないで
だって
ナオフミさんへ不信感を抱いた時
私を支えてくれていたのは
森村先生だったから
それに
森村先生はいつも
私がどうするべきか教えてくれるし
「レイナさ、、、、お前、いつまで自分の本当の気持ち、飲み込んでるんだよ?オレに向かってくるみたいにあの人にもぶつかってけよ・・・じゃなきゃあの人は」