ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
Reina's eye ケース12:意識とムイシキの境界線
【Reina's eye ケース12:意識とムイシキの境界線】
ナオフミさんが私に対して
あんなふうにいろんな感情を露にしたのは初めてだったと思う。
掠れた声で私の名前を呼んだり
浴室の壁にやや乱暴気味に私を押し付けたり
泣き叫んで彼を求めた私に
“・・・・お前だけじゃない!!!!” と強い口調で返答したり
そして
息も出来ないぐらい激しいキスをし続けたことも・・・
そんなキスは初めてだった。
ココロの奥までえぐられているような・・・・激しいキス。
“私に魅力がないから彼は私を最後まで求めない”
そんな考えは
・・・・そんなキスで掻き消された。
『ンンん/////・・・・はあぅ』
唇に落ちてくるとてつもなく激しい感情によって、目が廻りそうな感覚に襲われたのも初めてだった。
それでも私は彼の首にしがみつき
必死になってその感情の全てを唇で受け止めようとした。
ナオフミさんの
ダイスキ・・・が伝わってくる
離さない・・・が伝わってくる
そして
欲しい・・・・・・・・・が伝わってくる
多分、私達はもう止められない
・・・・・そんな気がした