ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
Reina's eye ケース16:はじめのイッポ
【Reina's eye ケース16:はじめのイッポ 】
「で、なんで青少年の夜の教科書を貸してってことになってるのかな~?レイナちゃん?」
『・・・・そ、、それは・・・』
アダルトDVDを貸してという余計な一言によって
あっという間に整形外科のドクタールームに連れ込まれた私。
他の整形外科の先生達が出払っていたようで、
そこには目の前でニヤリを意地悪な笑みを浮かべたままの森村先生と私しかいなかった。
「まさか、あのおっさん、変な性癖とかあって・・・レイナ、悩まされてるとか?」
変な性癖って
このままじゃナオフミさん、変な誤解されちゃう?
『違います、違いますってば!!!!!』
「隠さなくてもいいって!男はいろいろあるからな~♪」
『エッ?!!!!』
「日詠さん、もういい年だから、勃たないとか???」
『それも違います。違います。本当に!!!!』
なんだかぶっちゃけて恥ずかしいけれど
否定しとかなきゃ
変な噂をたてられちゃうよ~
でも、なんて言ったらいいんだろう・・・
「俺は詳しいことはわからないけどさ、大切なオンナならベッドの中でどんなふうになっても全然気にしないけどね。」
『・・・どんなふうになっても?』
「ああ。濡れなくてそこで終了・・・でもちゃんと受けとめる。そういう時もあるさ~ってね。」
濡れなくても・・・って
そんなものなのかな?
森村先生って
“何がなんでも最後までやるぜ!”ってタイプに見えるのに・・・
『意外・・・あっ、すみません。』
「がっつき系だと思ってるだろ?でも俺は結構い・い・ひ・と・・なんだぞ!」
確かに森村先生はいいひとだと思う
口は悪いけど
なんだかんだいってやっぱり優しい
「俺さ、日詠さんのこと、学生時代から “俺とは別世界に棲むスカしたヤツ” ってずっと思ってたけれど、伶菜に出逢ってから、そうじゃないかもって思えたんだよね。」
『私に出逢って・・・ですか?』