ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活



「そう・・・・俺とヤツはもしかしたら、“類は友を呼ぶ” なのかもしれないって・・・・なんてな。」


類は友を呼ぶ
森村先生と “ヤツ” ことナオフミさんが?!

入江さんとナオフミさんなら
類友だと言われても
すぐに理解できるけど・・・

とこっそりと首を傾げていた私に気をかけることなく森村先生は背を向け、ドクタールームのドアを開けた。


「あっ、そうそう。」


そのままドクタールームから出て行くかと思っていた森村先生は私の予想を覆すように振り返り、またニヤリと笑ってこう言った。


「レイナ~後悔したくないのなら・・・耳の穴、しっかりほじって聞いとけ!」


後悔したくないのなら
耳の穴、しっかりほじってって

森村先生
何を言い出す、、、の・・・・?



「オレはAVのオネエさんの激しいプレイよりも、レイナの “森村先生、ダイスキ!” の一言のほうが、勃つから、、、そこんとこ、よ・ろ・し・く・な~♪」


堂々とそう宣言した彼は右手を軽く上げ、ひらひらと振りながら今度こそ整形外科ドクタールームから出て行ってしまった。




後悔したくないならしっかり聞いとけの内容が
“ダイスキの一言のほうが勃つ”・・かぁ・・・

真面目に耳を傾けてたのに
でも森村先生なら言ってもおかしくない一言かも


自称ナオフミさんと類友らしい森村先生の言葉は
ちょっと微妙だったけれど
私はどうやら青少年の夜の教科書とかで予習しなくてもいいということを彼らしく教えてくれたらしく
私の心の中から、浮気という余計な心配も取り払ってくれた。




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