ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活



「今から、しばらく、じゃないだろ?」


てっきり眠っていると思ってたのにナオフミさん、聞いていたんだ
福本さんとの会話を・・・・

驚きを隠せなかった私はそのスキを突かれ
あっという間に彼の腕の中にスッポリと収まってしまっていた。


私のダイスキな彼の香りに
いつも以上にドキドキしながらも
今度こそ自分の言葉で
ちゃんと自分の想いを伝えなきゃ
そう思った。

『私も・・・』


見つめられてる
私の気持ちまでも


『ナオフミさんだけのもの、です。だから』

「・・・・・・・・・・・」


きっと待っている
私の想いを

だから
今度こそ
ちゃんと伝えよう
待ってくれている
ナオフミさんに・・・・


『抱きしめて下さい・・』


きちんと
わかりやすく
そして
本当の自分の気持ちを正直に・・・・



『ん、、ッ!!!!!!』



想いが通じた
そんな気がした

キスから伝わってくる
ナオフミさんの想い
自分の全てを委ねてもいいんだ・・・・

そう思わせてくれる彼のキスは
激しさの中にも安心感をもたらす
そんなオトナなキスだった。


キスをしながらソファーに寝転がった私達。
キスしながらも首筋を伝う彼の長い指先にゾクっとした。
その後を追うように
唇までも首を伝って。



< 222 / 367 >

この作品をシェア

pagetop