ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
ここまできたら
恥ずかしいという想いもダイスキという言葉とともに吹き飛んで
『覚悟して下さい。』
キスをしながら、彼をソファーに押し倒した。
「伶菜?!」
こんなに驚いた表情を浮かべたナオフミさんは
見たことがなかった。
でも、もう私は止められない。
『だから、もう、言うこと聞いて。』
「おい、伶、、、!!!!!!」
彼の体に跨《またが》ってキスした。
私の人生で
こんな大胆なことをしたの・・初めてかもしれない
理性がふっ飛ぶって
こういうことなのかな?
深いキスを自分からするのも
初めてかもしれない
こんなに相手が欲しいと思ったのも
初めて
元カレと抱き合った時は
自分の意志なんて考える余裕なんかなくて
ただ抱かれてただけだった
でも今は違う
本当にこの人を欲しいと思う
それをキスに込めた
そんなキスを通して返ってきた答え
それは
「・・・こんな覚悟ならクセになりそうだな。」
そんな合図とともに
強く抱きしめられ、そしてソファーの上で体を反転させられた。
「お前の全部をもらう。」
とうとうスクラブまで脱ぎ捨てた彼から
おでこに
瞼に
鼻の頭に
そして
唇に・・・・キスが降ってきた。