ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活
「日詠さん・・・・・」
『先生、意識が戻ったみたいです!!!』
若干興奮気味にそう訴えかけた俺に
眉を下げながら小さく頷いたICU主治医。
今さっき感じたポジティブな感情に満たされていたいはずの俺が
瞬時に感じた違和感。
「奥様の今後の治療についてのご説明とご相談をさせて頂きたいのですが・・・今、よろしいでしょうか?」
なんで
なんで
そんなささやかなことが叶わないんだろうか・・・