ラヴシークレットルーム Ⅲ お医者さんとの秘密な溺愛生活


「じゃ、今日こそ、カラダの奥を見られたっていうコトにしようぜ、レイナ♪」

『はっ?』

「今日、オレ、17時上がりだから、新栄、地上25階で名古屋のキレイな夜景を見ながら焼肉デート♪ オレのおごり♪その後は・・イッテぇ!!!!!!」

「いますぐ整形外科の看護師を、呼んできてやる。」

「それだけは勘弁!!!!外来に戻りマース。」


緑色のカルテの背表紙で日詠先生に小突かれた森村医師は頭を押さえながら口を尖らせこの部屋から出て行った。

時間ないから、もうここでメイク直ししたいんだけど
日詠先生といえども
なんかこういう場所で化粧直してるのを見られるの、恥ずかしいし


チュッ////


『ひっ、ひやぁ!!』


キスされた?!
しかも、唇じゃなくて、首の根っこに


『な、ナオフミさ』

今度は唇を塞がれるように少々荒くキスされた。


「ここじゃ、日詠センセっ・・て呼ぶって言ってたよな?」

『あっ、そっか。』

「っていうか、こんなコトしてて、俺も説得力全然ナシだな。」


小さな声でそう呟きながらもう1回キスを落とされた。

もう休憩時間、終わりなハズなんだけど
もう少しこのまま、あまあまでいたい

だってダンナさまは
普段から32時間労働とか常識ハズレな勤務で妊婦さん達を助けていて、家にいる時間は本当に少ないから
せめてたった5分でもいいから
毎日彼に触れていたい

ささやかな願いだけど
内容は甘い
だって新婚さんだし
5分とは言わないからせめて3分でも・・・




ガチャ!!

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