お前は、俺のもの。
満島 凪は、俺が今まで相手にした女たちとは違った。背が低くぽっちゃり系で、どこか自分に自信がなさそうな控えめな感じだ。しかし先日のように前向きで芯のありそうな性格も嫌いじゃなかった。
そして何より、この女は俺が昔から抱き続けた望みを叶えてくれた。
斉木係長の隣で優しく笑う、満島 凪。
もし俺が本当に会いたいと願う女が、この女だったら。
満島 凪を紹介してくれた斉木係長に感謝する。
俺は、川添穂香と別れようと決めた。