君の瞳に映るもの
ガラガラガラと教室の扉が開く音が今日はやけに響いた。
いつもと変わらない先生とその後ろを着いてくる初めましての男の子。
慌てて私は「あなたに興味はないわ」と言わんばかりの態度を取り、スマホをいじり続ける。
それでも、気になるものは気になってしまう。
横目でその男の子を見ると、少し大人びた顔立ちが飛び込んできた。
背が高くて、サラサラで綺麗な黒髪。そして控えめに光るピアス。
あぁ、この人だ。
なんの根拠も無いのに心臓が暴れ出す。
「初めまして、東京から来ました。三葉椋介です」
みつは、りょうすけ。
何故かストンという音が鳴った。
きっとこの人に違いない。
少女漫画脳が暴走を始める。
確信なんてないのに。
心が叫んでる。
「この人だと」
いつもと変わらない先生とその後ろを着いてくる初めましての男の子。
慌てて私は「あなたに興味はないわ」と言わんばかりの態度を取り、スマホをいじり続ける。
それでも、気になるものは気になってしまう。
横目でその男の子を見ると、少し大人びた顔立ちが飛び込んできた。
背が高くて、サラサラで綺麗な黒髪。そして控えめに光るピアス。
あぁ、この人だ。
なんの根拠も無いのに心臓が暴れ出す。
「初めまして、東京から来ました。三葉椋介です」
みつは、りょうすけ。
何故かストンという音が鳴った。
きっとこの人に違いない。
少女漫画脳が暴走を始める。
確信なんてないのに。
心が叫んでる。
「この人だと」