最後までてを繋がないかれと。
こうしている時間も私にとっては、愛おしい時間。
きっと彼のことが好きだったんだなって思う。
でも、こんな近くにいるし、ずっとこのままで一緒にいられるし、大丈夫ってね。
当たり前のような時間とともに、でも、その時間が楽しかった。
そしてこの時間がいつまでも続くこと、それが当たり前だと願って。

「ただいま」

「おかえり。何かうれしいことあったの?どうしたの?」

「何でもないよ~」

ってばれてるか~?変わりない会話なのに、その会話でさえ自然とにこやかになる。
ハルキのせいだ。馬鹿なんてハルキが笑わせたから・・・。
でもね、当たり前のように青空が光るように結ばれるはずだったものは、いつかは落ちて消えていくのであった。

ああ、宿題。
「ピロピロ~」

メールだ、メール。
ってハルキからか、なんだ~。
『大丈夫か?擦りむいてないか~?
こんどは前向いて歩けよ。俺にパンツ見せんじゃねえよ~ばか』

思わずくすって笑ってしまう。
ハルキらしいな~って口に入れてたくす玉がふきだすくらいに・・・。
あっ、思わず、見つめてしまった。
こうしてる時間も、たのしいし、涙があふれてくる。
ハルキって思いやりあるなっておもう。
私も返信する。

『みてんじゃね~よ~、こらw変態w
 大丈夫だよ~、心配ないよ~』

って仲のいい夫婦みたいに、返信する。
いつか結婚する日がくることを願って、かなうはずのない願いになることを知らなかったんだ。









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