星の数より多く、君に愛を伝えたい。
本当だった。
「もし元気な女の子になれたら」
その1
もし元気な子だったら、外を駆け回ってみんなと鬼ごっこをしたいな。鬼になったり逃げる側になったり、鬼ごっこってほんとに楽しそう。わたしもいつか、ほんとにできたらいいのに。
下のページは、余っていたのか日記のようなものが書かれてある。
“今日も、小学校低学年くらいの子達が元気に鬼ごっこしてた。楽しそうで、すごく羨ましい。わたしも混ぜてもらえると、楽しいかなぁ。”
その2
もし病気がなかったら、毎日学校へ通って友達と協力してテスト勉強したり遊んだりできたかな。わたしも、そういう経験したいな。
その3
もし元気だったら、もし恋人がいればずーっと一緒にいられるかなぁ。きれいなウェディングドレスを着て、優しい旦那さんとの子供がほしいな。
ぺらぺらとページをめくり、やりたいこと、目標、いろいろなことが書かれてあった。
ところが、次第にまっさらなページしか出てこなくなった。