星の数より多く、君に愛を伝えたい。
「輝美。それから、瑠奈、美奈。今まで黙っててごめんね」
おばさんはそう言ってから、封筒を取り出した。
そこには、『大きくなった、みんなへ』と書かれてある。
……わたし達へ、手紙?
「これ……和華子姉さん……あなた達のお母さんからの手紙なのよ」
お母さんが書いてくれた、わたし達への手紙?
「あなた達3人で読みなさい」
そう言って、おばさんはくるりと背を向けて部屋から出て行った。
「……お母さんが、書いてくれた手紙?」
瑠奈が、目をくりんとさせている。
「そうみたいだね」
わたしは、驚きを隠せないまま相槌を打った。
「みんなで読もう?」
美奈の言葉にも、わたしは優しく頷いた。
「そうだね、きっとこれは……。お母さんが苦しい中でも、わたし達に向けてくれたメッセージだと思うから……!」
わたしは、ドキドキしながら封筒の中の手紙を開いた。