星の数より多く、君に愛を伝えたい。

翌日の休み時間、わたしの席にみんなが集まった。



「どう? みんな来るって言ってた?」



「うちは、やっぱり来ない」



花乃の質問に、真帆が首を横に振りながら答える。



「輝美は?」



「わたし……まだわかんないな」



実を言うと、本当におばさんが来るか分かんないんだよね。


わたしは小学生の頃から、授業参観や保護者会のこととなると、テーブルに置くだけなので、行くか行かないかは聞いてない。



「来てくれるんなら、来てほしいな。輝美のお母さんにも会いたい」



「輝美のお母さん、来るんだったらいつ来るかなあ」



「どうだろうねー!」



みんなが盛り上がっている中、わたしも楽しみなふりをしておいて実は違う意味で落ち着かなかった。


おばさんが来るんだったら、ちゃんと『叔母と姪』ではなくて『母親と娘』にならないとなんだから。




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