星の数より多く、君に愛を伝えたい。
読み終わった時、両目から一筋ずつ、涙が流れていることに気がついた。
気がついたと同時に、涙は次々と出てわたしの頬を伝う。
「うっ……うっ……」
「おがあ……ざん……。おがあ、ざん……」
瑠奈も美奈も、手紙から目を離さないまま泣いていた。
わたしも両手で顔を覆って泣いた。
お母さん……ありがとう……。
「おねえぢゃん……。おがあざん、きっと見てるよね……?」
「うん。わたし達のこと……思ってくれてるよね……?」
涙で顔をグシャグシャにしながら、瑠奈と美奈はわたしを見上げた。
2人も、わたしと同じように涙に邪魔をされている。
「うん。お母さんは、絶対にわたし達のことを見守ってくれてるよ……」
わたしも涙に邪魔されながらも、2人に微笑んだ。