星の数より多く、君に愛を伝えたい。
「へっくしゅ!」
「大丈夫?」
くしゃみをした望月を見ると、少し鼻水が出ている。
それに少し笑いそうになった俺は、なんとか堪えた。
「うん……」
望月はバッグから急いでティッシュを取り出し、鼻をかんだ。
やっぱり寒い。
今、気温は何度だろう。
「あっ、飲み物買ってこよっか。ココアでいい?」
「わたしも一緒に行くよ!」
……今気づいたけれど、俺が何か買う間に望月を寒い中で立たせることになるじゃん。一応、俺は男らしいことをしたかったのに、なんてバカな奴だ。
「じゃ、カフェに行くか」
「うん!」
俺は、望月と一緒に近くにあるカフェに向かった。