星の数より多く、君に愛を伝えたい。

「今日は短縮授業だったから、早かったねー」



真帆が、背伸びをしながら言った。



「どうする? どっか寄ってく?」



「そうだね、最近どこも寄っていかなかったし。いいんじゃない?」



「うんうん、じゃあ前に行ったスタバにでも行く?」



わたしが言ったけれど、花乃はあんまり笑顔じゃない。



「それもいいけど、最近ここを曲がったところのカフェめっちゃ人気らしいよ」



いつの間にか、わたし達は曲がり角まで来ていたのか。
花乃に言われる今の今まで、全然気が付かなかった。



「じゃあ、そのカフェ行く?」



「行きたい行きたい!」



花乃がすごく行きたそうにしていて、わたしも結構行きたい気持ちがあったので、おばさんにメッセージを打ってカフェへ向かった。




< 19 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop