星の数より多く、君に愛を伝えたい。
「女子でもう信じてない奴いんのかな」
俺は、女子たちの後ろ姿を見ながら言った。
「さあなぁ……。って、望月って確かあれじゃん。野本と、小柳と、住吉と一緒だから信じてないのはこの3人くらいじゃねぇの?」
海斗を見ると、海斗も同じようにあの女子たちの後ろ姿を見ていた。
そうだ、そういえば望月にはその3人がいつも一緒だったんだった。
さすがにあの3人が信じてるわけがないんだから、海斗の言う通りだ。
「あとは……ほんとにもういなさそうだな」
「なあ……でもなんでさ、親がいないってだけで捨て子って話になったんだ?」
俺は、気がついたらそんな質問を海斗に投げていた。
「俺は広めた女子じゃねーから分かんねぇよ。まあ元々望月が気に食わなかったとかじゃねぇの? 望月って、すっげー絵うまいじゃん? 才能あることの嫉妬とかさ」
嫉妬かぁ。
やっぱり女子っていうのはわからない。