星の数より多く、君に愛を伝えたい。
翌朝、わたしはカーテン越しに入ってくる朝日の光に起こされた。
それと同時に、叔母さんが入ってきた。
「あら、おはよう。輝美」
「おはよう」
わたしは、あくびをしながらリビングへ向かう。
テレビの音が聞こえたので、見てみると瑠奈と美奈が並んで、テレビを見ていた。
「何、見てるの?」
わたしは、そう聞きながらテレビを見たけれど、それは普通の朝の情報番組だった。まあ、今日は平日だ。2人も学校に行くから、朝の情報番組くらいしか見る時間なんてないだろう。
「輝美、朝ごはん食べなさい」
食卓に、トーストと目玉焼きを置いた叔母さんが言った。
「はーい。瑠奈と美奈、朝ごはん食べたの?」
「ええ、さっき食べ終わったところよ」
瑠奈も美奈もテレビに夢中で全然答える気がないらしく、叔母さんが代わりに答えた。