いつか、きっと。
「未来と付き合うことにしたって?私たちが偽りの恋人やったこと、バレたみたいやし。これで契約終了…………だね」
「もしかして今日、青柳さんから全部聞いた?じゃあ、俺から話すことなかよな。手間の省けて良かった」
…………え!?
友也からも詳しい話を聞かせてもらいたかったのに。
手間が省けた?
「ねぇ、どうして未来なの?友也は前から未来のことを好きだったの?じゃあなんで未来と田代先輩が付き合うように仕向けたの……。私と付き合うフリなんて、必要だった?なんで……」
「田代先輩と青柳さんのことは、俺がとやかく言えることじゃなかし。付き合うように仕向けたとは俺にとってもその方が都合のよかったけんけど、理由は明日美には言いとうなか」
ねえ、私いま友也と話してるんだよね?
薄暗いせいで表情はよく見えないけど、まるで別人みたい。
「ねえ、友也……。友也は私のことをどう思っているの?友也にとって私はどんな存在なの?」
私からの問いかけに対してどう答えようかと考えているんだろうか?
沈黙が痛くて、胸がキリキリと締め付けられているような感覚に襲われる。
自分から聞いたものの、友也からどんな答えが帰ってくるのか怖くてたまらない。
耳を塞いでしまいたかったけど、なんとか我慢して、代わりに目をぎゅっと瞑った。
「…………明日美は、昔も今も俺にとって大事な親友ってことに変わりなか。女友達は他にもおるけど、明日美は俺にとっては特別」
やっぱり親友?だけど特別?
思わずパッと目を開けて友也の方を向いた。
「じゃあ未来は!?友也にとって未来はなんなの?付き合うってことは……。す、好き……なの?」
「青柳さんは俺のこと、なんて言いよった?」
いつもの話し声よりもワントーン低めの声にドキッとしてしまう。
こんな風に私があまり知ることのない友也の男らしい部分を、未来は私よりも知っているのかな。
「未来は友也のこと、優しかし頼りになるって。付き合ううちに好きになる……とか」
「もしかして今日、青柳さんから全部聞いた?じゃあ、俺から話すことなかよな。手間の省けて良かった」
…………え!?
友也からも詳しい話を聞かせてもらいたかったのに。
手間が省けた?
「ねぇ、どうして未来なの?友也は前から未来のことを好きだったの?じゃあなんで未来と田代先輩が付き合うように仕向けたの……。私と付き合うフリなんて、必要だった?なんで……」
「田代先輩と青柳さんのことは、俺がとやかく言えることじゃなかし。付き合うように仕向けたとは俺にとってもその方が都合のよかったけんけど、理由は明日美には言いとうなか」
ねえ、私いま友也と話してるんだよね?
薄暗いせいで表情はよく見えないけど、まるで別人みたい。
「ねえ、友也……。友也は私のことをどう思っているの?友也にとって私はどんな存在なの?」
私からの問いかけに対してどう答えようかと考えているんだろうか?
沈黙が痛くて、胸がキリキリと締め付けられているような感覚に襲われる。
自分から聞いたものの、友也からどんな答えが帰ってくるのか怖くてたまらない。
耳を塞いでしまいたかったけど、なんとか我慢して、代わりに目をぎゅっと瞑った。
「…………明日美は、昔も今も俺にとって大事な親友ってことに変わりなか。女友達は他にもおるけど、明日美は俺にとっては特別」
やっぱり親友?だけど特別?
思わずパッと目を開けて友也の方を向いた。
「じゃあ未来は!?友也にとって未来はなんなの?付き合うってことは……。す、好き……なの?」
「青柳さんは俺のこと、なんて言いよった?」
いつもの話し声よりもワントーン低めの声にドキッとしてしまう。
こんな風に私があまり知ることのない友也の男らしい部分を、未来は私よりも知っているのかな。
「未来は友也のこと、優しかし頼りになるって。付き合ううちに好きになる……とか」