いつか、きっと。
そして私のもう一人の親友、友也。
いくら家が隣同士だとは言っても、違う高校に進んでから会う時間は劇的に少なくなった。
友也は朝練があるから始発のバスで登校して、帰りも部活で遅い。
登校時間も下校時間もかみ合っていないのだ。
確かにあの調子じゃ遊ぶ暇なんてなさそうだし、彼女なんていない方がいいんだろうな。
友也が男子校で本当に良かったなってつくづく思う。
でも全く会えないのも寂しい。
メールはたまにしてるけど、会って話がしたい……。
そんな想いをもて余す夜、私はベランダに出て夜空を眺めることが多い。
そしてすぐ隣の部屋から、少しでも友也の気配を感じられないかなと耳を澄ましてみたり。
こんな自分ってどうなんだろう?
友也に知られたらドン引きされるかな……。
なんて思いながらもベランダから離れたくなくて、星の数を数え始めたその時。
「わっ!!」
「うわぁぁ!?」
30㎝くらいその場で飛び上がった。
「あっはっはっは!ビビってやんの」
友也が隣のベランダからひょこっと顔を出した。
ドヤ顔で満足そうに笑っている。
「もう!友也のバカぁ。ビックリしたやろ!!」
心臓のドキドキが止まらない。
脅かされたっていうのもあるけど、何よりも会いたいと願っていた友也が私に会うためにベランダに出てきてくれたから。
私がベランダにいるっていつから気づいてたの?
気づいてたからこそこっそり出てきて脅かしたんでしょ?
「明日美と最近喋っとらんなーって思っとったけんが、ちょっとビックリさすっかなーと思うてさ」
言ってる事がちょっと意味不明だけど、そこは敢えて突っ込まなかった。
単純に友也に会えて話が出来るのが嬉しい。
「南海は楽しか?部活頑張りよるごたるね。友也のテニスしよるとこしばらく見とらんけん、また見てみたかねー」
憎まれ口叩くより、今日は素直に思ってる事を口にしてみる。
「じゃ、見に来る?」
いくら家が隣同士だとは言っても、違う高校に進んでから会う時間は劇的に少なくなった。
友也は朝練があるから始発のバスで登校して、帰りも部活で遅い。
登校時間も下校時間もかみ合っていないのだ。
確かにあの調子じゃ遊ぶ暇なんてなさそうだし、彼女なんていない方がいいんだろうな。
友也が男子校で本当に良かったなってつくづく思う。
でも全く会えないのも寂しい。
メールはたまにしてるけど、会って話がしたい……。
そんな想いをもて余す夜、私はベランダに出て夜空を眺めることが多い。
そしてすぐ隣の部屋から、少しでも友也の気配を感じられないかなと耳を澄ましてみたり。
こんな自分ってどうなんだろう?
友也に知られたらドン引きされるかな……。
なんて思いながらもベランダから離れたくなくて、星の数を数え始めたその時。
「わっ!!」
「うわぁぁ!?」
30㎝くらいその場で飛び上がった。
「あっはっはっは!ビビってやんの」
友也が隣のベランダからひょこっと顔を出した。
ドヤ顔で満足そうに笑っている。
「もう!友也のバカぁ。ビックリしたやろ!!」
心臓のドキドキが止まらない。
脅かされたっていうのもあるけど、何よりも会いたいと願っていた友也が私に会うためにベランダに出てきてくれたから。
私がベランダにいるっていつから気づいてたの?
気づいてたからこそこっそり出てきて脅かしたんでしょ?
「明日美と最近喋っとらんなーって思っとったけんが、ちょっとビックリさすっかなーと思うてさ」
言ってる事がちょっと意味不明だけど、そこは敢えて突っ込まなかった。
単純に友也に会えて話が出来るのが嬉しい。
「南海は楽しか?部活頑張りよるごたるね。友也のテニスしよるとこしばらく見とらんけん、また見てみたかねー」
憎まれ口叩くより、今日は素直に思ってる事を口にしてみる。
「じゃ、見に来る?」