いつか、きっと。
「明日美……。さっき先輩に言うた『素敵でした』は棒読みやったぞ。感情の込もっとらんやった。まあ、あの先輩にはあんくらいでよかと思うけど」
友也か、ビックリした!
さっきの苦笑はそういうことだったの。
「……マジで?ごめんごめん。でも田代先輩と未来、いい感じじゃ?」
振り返ってみると、二人とも話が弾んでいるようで楽しそうに笑っていた。
「うん。先輩俺に飲み物取ってこいって追い出すし。多分今ごろメアドと番号交換しよるとじゃなかかな。とりあえずあの二人が仲ようなってくれれば一安心ばい」
その後、四人で一緒に帰るのかと思っていた私の予想は外れた。
田代先輩は家が遠いからお父さんが迎えに来てくれるらしく、その車に未来も乗せてもらうことになったそうだ。
お店を出る前にトイレに入って未来と少しだけ二人で話した。
「ねえ未来、今日会ったばっかりとによかと?先輩と二人で……」
「二人って言うても先輩のお父さんもおるとよ。私の家にも寄ってくれるって。明日美、今日は本当にありがとうね!」
結局、私は友也と二人で帰ることになった。
浜口町から電車に乗り、西浜町で下車。
そこから中央橋のバス停まで歩いてバスを待つ。
「ごめんね、友也は定期券のあるけん浜口町からバスに乗れたとやろ?付き合わせてごめん」
「なんで?明日美が試合見に来てくれたとやけん、こんくらい当たり前。あ、ほらバス来たぞ。空いとるごたるけん乗ろうで!」
友也に急かされながらバスに乗り込んで、後ろの方の二人掛けに座ることができた。
こうして二人で一緒にバスに乗るのは先々月の定期券購入の日以来。
先月末は運悪く真実と町田くんカップルに出くわしてしまい、四人でお茶する羽目になってしまったから。
勿論帰る方向も同じだし、みんなでワイワイ言いながらバスで帰って、それはそれで楽しかったけど……。
「夏休みも友也は毎日部活やろ?」
「うん。合宿もあるし、夏休みもテニス三昧やろうなぁ。明日美は夏休みはパソコン部毎日あると?」
「毎日ではないかな。友也ほどじゃなかけど就職のためにパソコンば使いこなせるようになりたかけん頑張りよるよ」
友也か、ビックリした!
さっきの苦笑はそういうことだったの。
「……マジで?ごめんごめん。でも田代先輩と未来、いい感じじゃ?」
振り返ってみると、二人とも話が弾んでいるようで楽しそうに笑っていた。
「うん。先輩俺に飲み物取ってこいって追い出すし。多分今ごろメアドと番号交換しよるとじゃなかかな。とりあえずあの二人が仲ようなってくれれば一安心ばい」
その後、四人で一緒に帰るのかと思っていた私の予想は外れた。
田代先輩は家が遠いからお父さんが迎えに来てくれるらしく、その車に未来も乗せてもらうことになったそうだ。
お店を出る前にトイレに入って未来と少しだけ二人で話した。
「ねえ未来、今日会ったばっかりとによかと?先輩と二人で……」
「二人って言うても先輩のお父さんもおるとよ。私の家にも寄ってくれるって。明日美、今日は本当にありがとうね!」
結局、私は友也と二人で帰ることになった。
浜口町から電車に乗り、西浜町で下車。
そこから中央橋のバス停まで歩いてバスを待つ。
「ごめんね、友也は定期券のあるけん浜口町からバスに乗れたとやろ?付き合わせてごめん」
「なんで?明日美が試合見に来てくれたとやけん、こんくらい当たり前。あ、ほらバス来たぞ。空いとるごたるけん乗ろうで!」
友也に急かされながらバスに乗り込んで、後ろの方の二人掛けに座ることができた。
こうして二人で一緒にバスに乗るのは先々月の定期券購入の日以来。
先月末は運悪く真実と町田くんカップルに出くわしてしまい、四人でお茶する羽目になってしまったから。
勿論帰る方向も同じだし、みんなでワイワイ言いながらバスで帰って、それはそれで楽しかったけど……。
「夏休みも友也は毎日部活やろ?」
「うん。合宿もあるし、夏休みもテニス三昧やろうなぁ。明日美は夏休みはパソコン部毎日あると?」
「毎日ではないかな。友也ほどじゃなかけど就職のためにパソコンば使いこなせるようになりたかけん頑張りよるよ」