それでも、愛しています・・
「あ、優!今日も遅刻~?」


「真紀だぁ~」


おはよ~と手を振る。「余裕こいてるけど、遅刻だからね?」と言って軽く叩かれた。


今朝の出来事を話そうと思ったけど、止めといた。


きっと真紀の性格だから、またセフレがどうとか男遊びはやめなとか言われる気がして・・・。


真紀はもう二年も付き合ってる彼氏もいて、すごく一途な女の子。


「愛してる」を知ってる女の子。


「真紀、今日の放課後いつものカフェいかない?」


いつものカフェは私が今日朝いたところ。


「ごめん!今日は文斗と帰る約束しちゃってて・・・」


申し訳なさそうに笑う真紀は、彼氏の話になるとすっごく幸せそうな顔をする。


放課後に一人でカフェなんていつもは行かないけど・・・


今日は遊ぶ相手もいないし、一人でゆっくりしようかな。


放課後になって教室に隣のクラスから彼氏がお迎えに来た。


「ばいばい!また今度カフェ行こうね?」


「うん!」


私も掃除終わったらさっさと帰ろ・・・。



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