課長の瞳で凍死します ~羽村の受難~
そして、
「いや、三上が今日は忙しそうだったから、抜け駆けしようかな、と思いまして」
と言って、
「……抜け駆けもなにも、俺は此処に居るからな」
とまた言われる。
真湖は羽村の色白で端正な横顔を見、
「あ、もしかして」
と言った。
「今日は、雪乃さんが現れなくて、寂しかったから、こっちに来たとか?」
と真湖が笑うと、
「確かに来てないけど。
そんなんじゃないよ」
と羽村は反論してくる。
だが、雅喜は、
「恋だな、それは」
と断定し、羽村に、
「いや、待ってください。
なんで、此処にコンビニの珈琲とプリンを差し入れに来ただけで、僕の恋が勝手に始まるんですか」
と文句を言われていた。
「いや、三上が今日は忙しそうだったから、抜け駆けしようかな、と思いまして」
と言って、
「……抜け駆けもなにも、俺は此処に居るからな」
とまた言われる。
真湖は羽村の色白で端正な横顔を見、
「あ、もしかして」
と言った。
「今日は、雪乃さんが現れなくて、寂しかったから、こっちに来たとか?」
と真湖が笑うと、
「確かに来てないけど。
そんなんじゃないよ」
と羽村は反論してくる。
だが、雅喜は、
「恋だな、それは」
と断定し、羽村に、
「いや、待ってください。
なんで、此処にコンビニの珈琲とプリンを差し入れに来ただけで、僕の恋が勝手に始まるんですか」
と文句を言われていた。