不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「男兄弟の末っ子か。
ん、なんかそんな感じだな。
構いたくなるタイプだ」

うんうん頷き

「で?澤田と付き合ってないならフリーってこと?」

片瀬さんが話をもとに戻した。

「澤田はただの同期です!」

「でも、よく飲みやご飯いくよね?
こいつ、しょっちゅう自慢気に話してるぞ?
蓮見ちゃんとでかけるって」

澤田をじろりと睨みつける。
いったいこいつは社内で何をいいふらしてるわけ?

冗談じゃない!

当然それは香田さんにも聞かれていたはずだ。





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